ため息混じりの夜

地方へ転勤になった独身男性の日常

学歴コンプ

 

こんばんは

 

はまぢです。

 

急なトラブルのせいで翌朝客先へ出向かなければなくなった為、愛知から金沢へ移動中です。

明日はテレワークしてから東京出張の予定だったのに飛んだ遠回りの帰省出張になってしまった。

 

金沢に行けるのにちっとも楽しくない出張である。

 

仕事柄出張は多く、国内だとほとんどの県を回っている。

高校卒業してからすぐ働き始めたので19.20歳くらいの頃はインスタ、TwitterなどのSNSに新幹線の切符の写真を載っけてて、お前ら学生と違って俺は出張に行くよう仕事をしている、仕事頑張ってるだろ、偉いだろ。と大学に進学できていないコンプレックスを隠すように投稿していた。

 

本当は大学でも専門学校でも行って20代前半を謳歌したかったと、中学の同級生達のSNSを見て羨んでいた。働き始めてからは勉強の為、学歴のために大学に入っとくべきだったと今でも後悔してるし、仕事をしていても理解力の速さ、持っている知識量の差をよく感じる。

 

前に社内の先輩に高卒を軽く馬鹿にされたことがあった。しっかりムカついたし、しっかり悔しかった。

ちゃんと勉強しておけば、ちゃんとした親に育てられていたら、勉強の必要性をもっと早く知っていれば。

社内の先輩に馬鹿にされた時は、そんな馬鹿にしてるやつと同じ会社にしか入れないなんて学力あっても能力が低いんだな。と心の中で逆に馬鹿にしている。

マインド次第でメンタルはそこまで削られずに済む。

 

そうは言っても転職活動の時は書類であっさり落とされるのが現実だ。

これから大卒資格取るのはまだ若いし遅くないと言われるが、仕事終わりにその勉強をする気力はなく、お金かかるしなーと諦める日々、ため息が止まらない。

 

音楽をかけずに電車の外を眺めると、仕事で疲れきった自分の姿がくっきり映るほどの、チラホラ街灯が見える程度の真っ暗な景色しかない。

そんな景色の中電車に揺られるといいことなんて考えたくても無理である。

 

もうそろそろ目的地に着く。

さっさと風呂入って寝たい。

 

低学歴でも俺は仕事ができる。

そう鼓舞してから今日は眠ろう。

 

はまぢ